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菅井秀樹

オフィシャルブログ   

 

音楽を将来の仕事にしたい高校生へ

  • 執筆者の写真: 菅井秀樹
    菅井秀樹
  • 2019年6月10日
  • 読了時間: 4分

質問

「学校の音楽の先生になりたいと先生に話したら、あなたには無理だよ。音楽の世界は厳しいよと否定されました。」


「とても悲しい思いをしています。」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


確かに理解のない先生かな?と思うし、あなたの悲しみもよくわかります。



でも本気で周りの人に否定をされてもなお本当に音楽をやりたいと思っていますか? そしてそれを一生貫く覚悟はありますか?



あなたに技術やセンス、才能があるかという問題よりも覚悟があるか?ないか? の方がずっとずっと大事です。



でも文面からすると中途半端な気持ちではなさそうですね。



先生に否定をされて終わりだったということは確かに残念だし、悲しいことですが、あなたのその覚悟と本気度が先生には伝わらなかったとも言えます。



本当に本気であれば、言葉もそうだし、醸し出す雰囲気で逆に先生が圧倒されるはず。


まだそこまでの想いになってないのが伝わってしまったとは思いませんか?


私も中高生の頃、大人たちに同じような反応をされたから書いてます。



これからも本当にいろんな人に同じように同じようなことをずっとずっと言われます。


その都度、凹みますし、悲しい思いもします。


それだけでなくて自分に技術がないこと、

センスがないと思うこと。

才能がないと思うこと。

たくさん経験します。


これからも何度も挫折しそうになります。


先生はその覚悟があるのか?

それでも音楽の道に進むのか?

という問いをあなたにしているのです。



まず必要なのは保護者の理解と支援が必要です。



お金がとにかくかかります。

そして医学部と違って、絶対に元が取れません。



めちゃくちゃお金持ちの家でなければ、一般的なサラリーマン家庭にはものすごい負担なの。



親だけでなくて、あなた自身も苦労することが多いと思います。


それは教育学部の音楽でも同じこと。


国立ならば私立よりは学費そのものは変わりませんが、レッスン受けたり、用意するものは私立音楽大学と変わりません。


おまけに教育関係のものも揃えなくてはなりません。 結構負担です。



だから音楽大学や教育学部音楽を目指すには保護者の理解と支援は絶対に必要‼️



何度もこれからもあなたには無理だよ、音楽の世界は厳しいよ。

教員の採用は少ないよ。

学校は大変だよ。


否定的な言葉をたくさん浴びますよ。 それを跳ね返して貫けますか?


アルバイトしながら、学べるほど甘くないし、周りにはスゴい技術やセンスのある友達ばかりいます。


練習時間はかなり必要だし、教職課程となるとその勉強もまた大変 おまけに少子化でどこの都道府県でも教員の採用は少ないです。


その少ない中でも音楽は特に少ないの。


だから、大学卒業しても何年も採用試験に受からなくて、講師をやってる子はたくさんいます。



講師も先生のうちだけど、給料は正規の教諭より安いのに仕事量は変わりません。


おまけに法律変わって、最近では学級担任を持たされることもあります。


それでいて来年も教員として働ける保証はありません。


正規の教諭になっても音楽以外の仕事がかなりの量を占めます。



文句を言う保護者はたくさんいるし、歌わない生徒たちはたくさんいる。

同僚の先生たちの厳しく冷ややかな目線を感じることもある。



音楽だけをやってはいられないし、すぐには結果は出ない。


休みはないし、給料は割りに合わないし、嫌われるし、なかなか結婚できないし、蹴られるし、腐るし、苦しいし。



教員って3Kどころじゃないですよ。


キツい、汚い、嫌われる

苦しい、悲しい、壊れる、腐る

蹴られる、厳しい

休暇取れない

結婚できない


まだあるかな?(笑)



音楽の仕事だけじゃない上にそれでいて音楽の技量は落とせない。


子どもが好きで、子どもたちの将来を信じることが出来て、とにかく奉仕の気持ちがあること。

あなたにありますか?



この質問は一生訊かれるし、自分に一生問うていかねばなりません。


今あります! って答えてもそれでOKにはならないの。


大学合格したら楽になるとか、教員になれたら楽になるとかってことは絶対にありません。


一生苦しい思いをしながらもその中でもそれ以上の喜びと生き甲斐を感じていけるかどうか?


反発される生徒もいつかはわかってくれると信じて向き合えるかどうか?


お金よりも卒業式の時にその生徒から「先生ありがとう!」と言ってもらうことだけを信じてやれるかどうか? なんだよ。



今はきっとまだわからないと思うし、素敵な未来の自分しか見えてないと思います。


しかし、願望はすぐに失望に変わります。



願望をきちんと目標にしていかないとダメ そのためのルートマップを描いて必要なやるべきことを書き出してみてください。



そうすれば今やるべきことは目の前の保護者と先生に理解してもらい、協力してもらうことだときっとわかる。



今は否定されて、悲しいだろうけど、先生にあなたの本気度が伝わってないんだよ。



説得は一番力のない言葉 言うより実践して見せて! あなたが周りを変えるの!




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