【質問】
吹奏楽部の活動において部費を徴収するべきだと思いませんか?
あと、月にいくらが目安ですか?
県立高校の吹奏楽部です。
学校から支給される部活動費のみで運営している為、備品を買ったりレッスンに来て頂く機会が滅多にありません。
・学校の楽器が壊れた場合は全額学校負担の暗黙ルールの為、支給されたお金が減ります。
・必要な備品、特に打楽器がない場合は別の物で代用します。
・壊れていても使います。管/打楽器関係なく、テープで補修してある箇所もあります。
・レッスンは年に数回、近くの吹奏楽団の方にボランティアで来て頂きます。(全体レッスン)
・楽譜は買えないことがあります。曲選びは残金を見て選曲します。
部活があまりにも貧乏すぎて、備品がひどい状態です。
・各部員から1000円/月 徴収、
・学校の楽器修理は○割負担、
とルールを決めて部費を集めてもいいと思いませんか?
【補足】
当然の事だと思って書いていませんでしたが、部費の徴収については顧問(学校)の指導の元、行うと考えています。
また部費の請求に当たり保護者向けの書類なども作成するつもりです。
お金の管理は先生が行う(または監視する)ものと考えています。
勝手に部員内で請求し、使用することは一切考えていません。
部費とは別ですが、
タンバリンを1つ買うのにも苦労しています。(先日、部活動費とは別で事務と交渉し購入したようです。)
それまでは破れたタンバリンを使っていました。
現在もヘッドに穴のあいている、ペダルがないティンパニを使っています。
楽器屋さんにヘッド交換を2台分見積を取ると、今残っている部費は全部飛びます。
使用している楽器も、新品の寄付やお下がりを使っています。
修理費や備品購入などについて学校事務と交渉していますが、中々思うように進まないようです。
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【スガイの回答】
私も初任の頃に似たような経験しました。
部費は集めてもよいと思います。
私の高校時代は月500円集めてました。
会計係してたんですが、集めるの大変でした。
現役教師時代に指導した中学校でも集めてました。
ただ前述したように顧問が関わらないとちゃんと部費を出さない生徒もいて、もめます。
嫌な思いをしました。
会計報告もキチンとしないといけません。
それから学校の楽器ですが、吹奏楽部の備品なのか、学校備品なのかで扱いが違ってきます。
例えば前者は先輩たちが卒業時に寄付していったとか、部員がお金を出し合って買ったものとかですが、これは個人負担で直したりしても問題ないです。
ところが学校備品、県の備品シールが貼ってあったり、学校の備品台帳に記載のあるものは事務職員(県教育委員会の代理になります。)の了解なく、勝手に修理が出来ません。
修理も学校の予算で行わなくてはなりません。
学校予算ですが、備品購入の予算と備品修理の予算は違います。
備品購入は秋ごろに要望を出して、年度当初に決定になるので、面倒くさいし、なかなか買ってもらえないんですが、既にある備品の修理の予算はわりと通りやすいし、たくさんあります。
顧問の先生があんまりやる気なくて無関心なんじゃないでしょうか?
顧問の努力と工夫で学校の楽器の修理代くらいはなんとかなります。
顧問が音楽の先生であれば、楽譜も音楽科の消耗品購入費で賄えるかもしれません。
私はそれで買ってました。
あとはレッスン代ですね。
ボランティアと言えど、交通費やお弁当、お茶代くらいは出すべきです。
私は教員時代、謝礼も含めて、部費ではなくて、その都度、集めてました。
まだまだ工夫の余地はあるかと思います。
【追記】
事務職員との話し合いは顧問の仕事です!
生徒がやれるとしたら、嘆願書を学校長や教育委員会宛に書いて出すことくらい。
そもそも部活動は学校指導要領に示された活動ではないので学校で行うべきものではなく、課外活動ですから、そこへ学校に配分された予算は使えないのです。
でも音楽科としての予算は配分されてますから、音楽科として事務職員へ請求をすることで賄えるものがあります。
そこは顧問が考えることで顧問の先生の工夫が足りません。
追記で書いてある内容だと
○タンブリン
たいていの自治体では3万円未満だと「備品」扱いにならないため、備品購入費では買えません。
↓
音楽科の消耗品費で買う。
私が最初に赴任した学校も体育で使うタンブリン借りてました。
それも破れてた。
○ティンパニのヘッド
赴任した先の学校でまともだった学校は1つもナシでした。
その都度、張り替えしましたし、1年に1度代えてました。
それもヘッド交換は1万円以上かかりますから、備品購入費は充てられないし、消耗品費も4台代えるとなると大変です。
そこで2つの工夫しました。
①YAMAHAのティンパニでしたが、YAMAHAのヘッドは高いので、楽器店で相談して、他に合うラディックやパールの透明なヘッドを使ってました。
生徒たちには白いヘッドよりもカッコいいと評判
②備品購入費は使えないし、金額かかるため消耗品費も使いたくないので、楽器店と相談して、請求書を工夫してもらい、「ティンパニ修理」としてもらって「備品修理費」として事務職員にはお願いしました。
前述したように新しく備品を購入するには秋に教科主任等が要望書を作成して事務職員へ提出、翌年度当初に決定、それから自治体から、業者へ入札依頼となるため、買えたとしても翌年のコンクール直前くらいになってしまいます。
それも前述したように部活動で使うものを備品購入費で買うことは不可能に近いし、音楽科備品として購入をお願いしても30万円超える楽器はまず通らないです。
学校の全生徒に関わるものが優先します。
ところが既に学校にある備品の修理費はわりと金額も大きいし、備品購入と違って、いちいち自治体にお伺いせずに事務職員の判断で使えるものなのです。
修理費にしてもやはりコピー機や印刷機とかガラスとか学校全体や全生徒に関わるものが最優先ですが、予算配分された金額が大きいので年度末にもかなりの金額が残ってることがあります。
消耗品費も同じように全生徒や学校全体に関わるものが最優先です。
トイレットペーパーとかが含まれてることがあります。
こっちも年度末にもかなりな金額が残ってることがあります。
私はそこで事務職員と普段から挨拶や会話を欠かさなかったし、先生たちの飲み会では真っ先にお酌に行ったもんですし、旅行行ったらお土産、疲れてるようなら肩もみとか、事務職員からの頼みごとは絶対に断らずに最優先してやるとか(笑)
40万円近く予算余ってて、それを事務の先生が回してくださって、アマティのバリトンサックス買ってもらったことがあるし、ライオンズクラブの寄付で金額足りなかった分を出してもらって、USAセルマーのコントラアルトクラリネット買ってもらったことがあります。
同じようにティンパニのヘッドなんかも懇意の楽器店と顧問の先生がうまいこと話をして事務の先生と交渉してくれれば、どうにかなると思います。
10万円単位だと厳しいんですが、10万円未満の金額であれば、備品修理費や消耗品費でなんとかなります。
【顧問の先生の熱意と努力と工夫です!】
私は学校にあるシンバルではその年のコンクールの曲には合わなくて、もっとダークな響きのシンバルが欲しくて、楽器店に請求書に
「シンバル修理」としてもらって、新品買ったことあります。
他校の顧問の先生から「それどうしたんですか?」と聞かれて、「シンバル修理した」って言ったら、「シンバルって修理出来るんですか?」って(笑)
まあ事務の先生を騙したワケではなくて、その先生にも事情話して、そのようにしたんですけどね。
だから、事務の先生には吹奏楽部のファンになってもらうのが大事です。
大人の事情ですね。
それから地域から依頼された演奏は何でも受けました。
これも主催者と顧問の先生との話し合いなんですが、一般の人たちも吹奏楽はお金がかかることは知っていますので、上手く交渉すれば、謝礼貰えます。
楽器運搬は出来る限り、主催者側で手配してもらいました。
それと主催者の方でやって欲しい曲のリクエストあったら、楽譜買う名目でお金貰ってました。
そうすることで1回あたり1~3万円くらいの謝礼いただいてました。
プラス生徒たちに飲み物やお弁当等いただいたこともあります。
県大会で上位になったことで上手いと思われて、謝礼で貰える金額も自然に上がったものです。
専用の通帳作って貯めて、5年間でトータルで30万円ちょっとくらいになってました。
次の顧問に「楽器買ってください」と渡してきたものです。
あくまでも演奏依頼に対する謝礼なので、事務職員や学校関係ないし、生徒に還元してさえいれば、保護者にも報告する必要ないお金なので、顧問の判断で自由に使えます。
コンクールの曲で急にタンブリンが必要になっても買えますよ~!
地域からの依頼は断らないこと。
そうすることで地域住民が吹奏楽部のファンになってくれます。
何かと気にかけてくださるようになるから、寄付も集まります。
いろいろ工夫してみてください。
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