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菅井秀樹

オフィシャルブログ   

 

性格による楽器の向き不向き

  • 執筆者の写真: 菅井秀樹
    菅井秀樹
  • 2018年12月24日
  • 読了時間: 4分

更新日:2018年12月26日


個性別楽器学で散々書いてはいるのですが、

楽器の向き不向きについての事例です。



両親共に音楽の先生というとても優秀な子を教えたことがあります。


この子は授業で歌を教えると音を一回弾いただけで覚えてしまう。


それから、私にはない才能だったのですが、身体に生きたリズムを持っていました。


これには大変驚いて、実はこともあろうに中学校1年生に嫉妬の気持ちを持ったほどです。


私はどちらかと言うと天才肌ではなく、努力家だと思います。

(手前味噌ですが…)


そう映画「アマデウス」でモーツァルトの神から与えられた才能に嫉妬して、彼を殺す計画を立てるサリエリの心境ですよ。(笑)


その彼が吹奏楽部に入りました。


さてパートをどうしようか?と言う話になりまして…


私は絶対に彼はパーカッション(打楽器)だと思っていたのですが、当時はその学校に赴任したばかりで吹奏楽部の副顧問でした。


主顧問の先生がこともあろうに

「トランペット」って言うんです。


めちゃくちゃ反対したのですが、

「お母様がトランペットって仰ってるから」と言うのです。


うわ~絶対に向いてないよ~❗


正直な気持ちでした。


そこで本人に希望を聞くと

「何でもよい」と言うのです。


当時の彼は主体性がなくて、大人がそう言うなら、それをやるという、良く言えば、聞き分けのよい真面目な子どもでした。


それから、「お父さんがオーボエなら買ってあげると言ってます。」


う~ん、オーボエ?

まあトランペットやるよりいいけど、そっちも向いてないよなぁ…


それにこの人数でオーボエはいらない。


結局、トランペットになってしまいました。

その上、私の経験上、何故か、めちゃくちゃ上手くなった子がいないYAMAHAのトランペットをすぐに買ってきた。


Bachやバーバンクあたりのトランペット買ってきた子はすぐ上手くなるんだけど、どういうワケか、YAMAHAのトランペット買ってきた子はその子たちほど、上手くならなかったんですね。


楽器のせいなのか?

心理的なものなのか?


散々、分析したけれど、理由が全く解明できず…


おそらく初めから、あまり深く考えずにYAMAHAでいいやとか、安い楽器を選ぶような保護者&子どもさんと時間とお金をかけてもある程度、良いものを買う保護者&子どもさんでは「本気度」が違うからなんじゃないかな?と思っています。


それもあって、うんと高いものは勧めてないのですが、大事に使えば一生使えるようなコストパフォーマンスに優れた物をオススメすることにしています。


おかげで大人になっても続けてくれてる子がたくさんいます。


本題から反れました。f(^^;



残念ながら、控えめな性格とあんまり練習しなかったので、彼はあまり上手くなりませんでした。


その後、音楽大学に進学したのですが、なんと打楽器専攻でした。(笑)


今ではとても優秀な音楽教師をしています。



だ~か~ら

最初のパート(楽器)選びはとても大事なのです。



良い楽器との出逢いも大事です。


彼ほどの才能があっても楽器の選択を間違えると上手くならないことがあるんですね。


もう一人、別の学校で教えた音楽の先生の子どもですが、こちらは女子

同じように打楽器にしたのですが、彼女の場合は太鼓系には全く向かなかったんです。


それで鍵盤打楽器やらせたんですが、これが大正解❗


しかもめちゃくちゃ練習する子だったので、

周りの学校の吹奏楽顧問も一目置くようなシロフォンとマリンバのスペシャリストになりました。


この子がいたのでアンサンブルコンテストで打楽器チームは県大会出場


夏の大会と違って、アンサンブルコンテストだと地区から4チームしか県大会に行かれません。


しかも4チーム全て同じ学校ってこともあるんです。(泣)

私の学校はいつも5番手


ひどいときには同点4位に他校の1チームと私の学校2チームの3チーム


単純に多数決なら、私の学校のどちらかのチームが選ばれると考えましたが、審査員が投票で代表選んだら、1票差で負けるということがありました。



なので県大会出場は彼女の才能と実力が結果に繋がったのです。


私が地区大会向けの選曲したので県代表にはなりませんでした。


それは無理だと思ってましたし。

振り出しに戻ります❗(笑)


「楽器の選択はとても大事です。」



おおざっぱなものですと


「金管楽器」向きの性格

○あっけらかんとした明るい子

○あんまりクヨクヨしない子

○度胸の良い子

○目立つことが好きな子

●人見知りしない子

初対面でも馴れ馴れしいタイプ

●唇があまり厚くない子

などが向いています。



「木管楽器」

○繊細・神経質な性格

○潔癖性タイプ

○コツコツ練習する真面目なタイプ

○情熱を内に秘めてるタイプ

○協調性のある子

など。

練習嫌いな子は木管楽器には全く向きません。



「打楽器」

○度胸の良い子

○目立つことが好きな子

○思いきりの良い子

○失敗してもクヨクヨしない子

○いろんなことに興味を持つ子

など。



なのでほぼ性格、顔で楽器の向き不向き決まってしまうんですよ~

私は何の楽器に向いてるか

是非、話を聞きにいらしてください。


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