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菅井秀樹

オフィシャルブログ   

 

執筆者の写真菅井秀樹

加害者が悪い?

尾木ママに大賛成です‼️ 「善か悪か?」「敵か味方か?」という二元論で語るから、加害者生徒は絶対的な悪だと考え勝ちです。 話は逸れますが、強烈な反日教育で洗脳に近い嘘の歴史を教えられた韓国の人々からすれば、日本は絶対的な悪です。 思い込みというのは怖いことです。 私がかつて「うつ病」という病気になった理由なんですが、それは「いじめ」の指導でした。 それまで私も「善か悪か?」 で物事を判断していました。 今でもそういうところはなかなか抜けません。 被害者は助けるべき相手 加害者は憎むべき相手でやっつけなくてはいけない。 そう思っていたのです。 ところがクラスで見つけた「いじめ」は加害者生徒たちが実は別のいじめの被害者でもありました。 それも原因はその子たちが発した三年生に対する悪口から起こっていました。 そちらのいじめの加害者である三年生も悪口の被害者 前担任がそれを知り、三年生たちの前で当事者生徒の頬をひっぱたいてしまいました。 その時、三年生たちはニヤリ😏 それを知った当事者生徒たちの つまり最初に発覚したいじめの加害者の 保護者が学校に対して猛反発‼️💢 それがあったので、僕が見つけたいじめの加害について全くその保護者と話が出来ませんでした。 見つけた「いじめ」を止められたものの、解決に向けての話し合いは全く出来なかったんです。 加害者生徒は絶対的な悪だ‼️ そう思い込んでいた僕は振り上げた拳をどこへ下ろしてよいやら、わからなくなってしまいました。 実行しなかったものの、制裁しようとしていた自分もまた加害者になっていたかもしれません。💤😭💥 それこそが「人間の性(さが)なのです。」 人は知らないもの 理解できないもの よくわからないもの 自分と違うもの に対してとても警戒心を抱くものです。 それは何故なら、そうしなければ自身の身を守ることが出来ないからです。 ジャングルに入り込んで、進んでいくと蛇がいたり、虎がいるかもしれません。 あるいは槍を持った原住民かも。 草原を歩いていたらライオンと出くわすかもしれません。 その時に 「戦うか?逃げるか?」 という反応こそが「ストレス反応」なのです。 ストレス(ストレス反応)とは人が危険を回避するための反応 自分の生命を守るための反応なのです。 いじめの加害者生徒にとって被害者生徒は 理解できない相手であり、自分達とは異質な存在です。 つまり「自分達の敵」 だから攻撃して排除しようとするワケです。 僕はバランスセラピー学を学ぶうちに 「いじめ」の本質は「ストレス反応」であると考えました。 もちろん、だからと言って、現在進行してるいじめを許してはいけません。 尾木ママの言うとおり、止めるべきです。 でも加害者生徒を排除しようとするのもこれは間違いです。 カウンセリングとストレスケアを学ぶうちに加害者生徒への接し方 いじめの対応その後がわかってきたような気がしています。 加害者生徒たち その保護者 その人たちの気持ちも受け止め、認めてあげるべきでした。 それは加害事実に目をつぶり、無条件に許すこととは違います。 いじめをしてしまう子どもの気持ち その子たちこそ、ケアをしなくてはいけない対象なのです。 もちろん被害者生徒に寄り添うことは最重要であり、最優先です。 でも心を病んでいるからこそ、いじめをしてしまうワケで、その子どもたちの心の行き場所を作られねば、第二、第三のいじめ事件は起こります。 極端な話、カウンセラーにとっては相談者が殺人事件の犯人であっても1相談者にすぎないのです。 つまりケアの対象者 ちょっと一般の方にはなかなか理解できない難しい話かもしれません。 「殺してやりたい」 と相談者が言ったことに対して、カウンセラーが 「では一緒に殺しに行きましょう。」 と言うワケには絶対にいきません。 では相談者の気持ちを受け止めるとはどういうことなのか? この場合、殺人事件の犯人ですけれど、例としては 「殺したいほど憎いのですね。」 というのが模範解答でしょうか。 否定も肯定もしません。 ありのままの相談者の気持ちを受け止めます。 もしも、 あの時に 私がいじめの加害者生徒たちの気持ち 保護者の気持ち を受け止められていたら、どうだったでしょうか? 私自身も悩むことなく、うつ病にはならなかったと思います。 加害者生徒もまた私の大事な生徒であることをすっかり忘れてしまっていました。 憎むべきは「いじめ」という罪です。 「罪を憎んで人を憎まず」 とはよく言ったもの。 加害者生徒の気持ちにも寄り添うことが出来ていたら、 目の前のいじめ事件は解決出来なかったかもしれないけれど、 再発防止は出来たかもしれません。 きっとクラス全員で 自分の中にもある相手をいじめたくなる気持ちについて、考えることが出来たと思うから… 自分と違う姿、考え方、価値観を持つ相手も関わっていく中で友達だとわかれば、いじめは起こらないと思います。 そうした思いは私がいま推進している 「世界こども音楽交流プロジェクト」 の根幹であります。 世界に拡げよう友達の輪 みんなの輪 愛と和の心


世界に広めます‼️




加害者を《出席停止にせよ!》論の幻想!?|https://ameblo.jp/oginaoki/entry-12517551136.html

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