先日のコンクールの結果が納得出来ません!
- 菅井秀樹
- 2019年8月5日
- 読了時間: 8分
更新日:2019年8月6日
【質問】
この前出場した吹奏楽コンクール の結果についての質問です。
自分で言うのもなんですが 今まで本当に頑張ってきて 本番もみんなで楽しく 1番良い演奏(私的に)が出来ました。
なので、金賞いけるかも…と みんなで言っていました。
ただ、他の学校の演奏を聞いていると明らかに去年よりどの学校よりも レベルが高く、これは銀賞かも… と心の中で思い始めました。
それで結果は銅賞でした。
とても悔しくてみんなで号泣したのですがこれは相対的な評価だからしょうがないと割り切ることにしました。
ただ、評価の書いた紙を見てみると 言葉で書かれた所は ほとんど褒められていて
A・B・C・D・Eの欄は Bが少しあるだけで あとはC・Dばかりの低い評価でした。
これが本当に意味が分からないんです。
私達は悪い所は直していきたい! と言っていて見たのに評価は低いのに褒められているっていうだけでは自分達の演奏の悪い所が分かりません。
これはどういうことでしょうか…?
ポジティブに考えれば今年はレベルの高い学校が多かったから相乗効果に考えると銅賞かなっと審査員の方は思ったのかなと私は思ったのですがどう思いますか?
私達の演奏が酷すぎて審査員の方は気を落とさせないように優しいことを言ってくれただけなのでしょうか…?
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【回答】
E評価って滅多に付けないので、CやDがほとんどいうことは合奏技術そのものに問題ありということだと思います。
A・B・C・D・Eをそれぞれ 5・4・3・2・1に置き換えてみてください。
私の県では課題曲と自由曲、それぞれ技術点と芸術点を5点満点で採点します。
そうすると1人の審査員が合計20点になります。
県大会では7人で上下カットしてますが、私の担当する地区大会では5人の審査員で上下カットなしで審査してもらっていました。
そうすると100点満点です。
オール4の評価だと合計80点 オール2だと40点となります。
考えてみてください。
学校のテストであれば、80点ってほぼ及第点ですよね?
基本的には全出場校を点数順に上から並べて、3対4対3の割合で切れるところで金銀銅としています。
その際ですが、規準としていたのは否応なく、80点以上は金賞、40点以下は銅賞としていました。
出来るだけ、代表校は金賞としていましたが、80点未満で上位の学校とあまりにも点数差があったりする場合は代表でも銀賞とすることが多かったです。
逆に40点以下の学校ってほとんどないので、2が二つ以上付いていたら、銅賞とすることが多かったように思います。
2ということはDということになります。
なかなかDって審査員は付けません。
となるともう基本的な合奏の技術が出来ていないということです。
考えられるのは
①個々の楽器が十分に鳴っていない。
息が入っていなくて、どうにか吹いている状態
②縦が揃っていない。
拍がずれてバラバラのところがある。
③アーティキュレーションが揃っていない。 スタッカートなのか?
テヌートなのか?
レガートなのか?
例えるなら、話す言葉が標準語で統一出来ていなくて、方言で喋っている子がいるような感じ。
④音程があまりにもひどい。
①に関わって。 地区大会レベルでは音程が余程ひどくない限り、②③が出来ていたら、代表にはなれるものです。
⑤不注意によるミスがあまりにも多い。
減点法での採点ではありませんが音楽表現をしようとして、勢い余って普段やらないようなミスについては審査員はあまり気にしないものです。
でも普段から出来ていないところや不注意によるミスの連発は著しく印象を悪くしますから、かなり点数に影響します。
それから、審査員はとてもクールです。
表現なんて聴いてはくれません。
もしかして、普段の練習で基礎練習をあまりやらずに表現にばかり力を入れてませんでしたか?
ここは何を表してるんだろう?
どんな意味があるんだろう?
とか考えたりすることに力を入れて、そこを想いを込めて吹こうとしていませんでしたか?
とても残念で悲しいことですが、曲へ込める想いだとか、私たちは今まで本当に頑張ってきたとか、本番でみんなで楽しく演奏出来たとかは審査員は全く気にしません。
すごいシビアでクールなんですよ。
だって頑張ってきたのは他の学校も同じでしょ?
やる気なくてダラダラやってるような学校は明らかに銅賞です。
基本的な技術から見直しをしてください。
ロングトーンでの音階練習やリップスラーなど個人練習で毎日やるのはもちろんですが、全体でも基礎をやらねばなりません。
毎日やるのは当然だし、冬場のオフシーズンにキチンと見直しをしておかないとダメです。
コンクールの時期になってから頑張るのでは遅いんです。
普段から楽器が十分に鳴っていて、アーティキュレーションを揃える訓練をしていたら、課題曲や自由曲を決める頃には楽曲の練習だけでよくなってるハズ そこで初めて表現を考えたり、音程を気にしたりするものなのです。
銅賞の学校は残念ながら基礎技術が出来ていないということです。
書き忘れましたが、音色も平べったい開いた音になっていませんか?
特にクラリネット ギャーとかピャーって音になってたら問題外です。
十分な息がしっかり入っていて、息のコントロールがキチンと出来ていたら、そうした平べったい音にはならないものです。
金賞取ってるところは細かい音符が綺麗に吹けてるだけでなくて、全体のサウンドが美しいハズです。
やや不徹底だと銀賞になります。
優しく傷つけないようにコメントしてくださってるでしょうけれど、よく読めばヒントがあることがあります。
でもその時の勢いと雰囲気で書いてますから、それが絶対でもありません。
そうだとしてもその評価だと基礎が出来ていないということだと思います。
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【質問者より】
すみません。
後でよく見てみると 優しめに書かれていただけで 結構注意されていました。
ちなみに言われていたのが トランペットが後押し気味に なっている。
ハーモニーのバランスを もう少し考えた方がいい。
出来てない人をみんなで補っている感じがした。
もう少し歌う練習を取り入れて表現の仕方を考えた方がいいかもなどです。
技術点はBやCが多かったんですけど 表現点がCやDが多かったです。
基礎をしっかりやってなかったのは 事実かもしれません。
私の学校は2年生が指が回っていなかったり ピッチが何回やっても合わなかったりしたので3年が必死に吹いていたのが大きかったかもしれないです。
ただ、2年生が何回言っても基礎練習をしてくれなくて本番当日も私が言うまでは 基礎練習を全くせずに曲練習をしようとしていたのでそれを直してあげることが出来なかった3年が1番悪いと思います。
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【回答その2】
ほらヒントがたくさんあるじゃないですか‼️
☆トランペットが後押し気味
おそらくトランペットだけではなくて他のパートもやってると思います。
原因としては2つ
①真っ直ぐ吹けてないから ロングトーン練習やっていないか不十分
②フレーズの歌い上げが不十分で残ってる息を全部吐いてしまうから後押しになる。
これは表現に繋がるので表現点が低くなるのも当然です。
☆バランスが悪い。
原因としては3つ
①ピラミッド型の音形が出来ていない。
テューバなどの低音がしっかり支えられておらず、トランペットやフルートなどが目立って聴こえる。
低音ほど厚く、高音ほど軽く乗るように全体がピラミッド型の音形になるようにしないといけません。
全体での基礎練習を普段やってないか不十分 それから1人1人が楽器をキチンと鳴らせていないことが原因として考えられます。
②メロディーより伴奏がでしゃばってる。
周りを聴いていなかったり、合奏の中での自分の役割がわかっていないからです。
合奏の基礎の基礎です。
③木管楽器がしっかり鳴っていない。
特にクラリネット 大ヒントで私の秘術ですが、サックスや金管楽器中心にサウンドつくると音が硬くなります。
音が硬いと共鳴しにくいデメリットもあります。
クラリネット中心に音づくりすると音が軟らかくなります。
最終的なサウンドはクラリネットで決まります。
☆まとめ
ようするに残念ですが基礎の合奏技術が足りないということです。
厳しいこと書きますが、そんな状態では金賞はとても無理です。
私が審査してもD付けますね。 銅賞になるのは当然です。
必死に吹いている時点で実はダメです。
音楽としてコントロール出来ていなくてはダメですし、演奏者は矛盾するようですが、熱い情熱を持ちつつ、冷静に音をドライブしていかないと音楽にはならないんですよ。
コンクールでシビアで嫌ですね。f(^^;
私も「切ったら血がほとばしるような」熱い演奏が好きなのでコンクールでは勝てませんでした。
コンクールは大変残念な結果でしたけれど、これからは少ない時間でしょうけれど、仲間と音楽すること、音楽する喜びを味わってください。
それこそ一番大事なことですよ‼️
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