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菅井秀樹

オフィシャルブログ   

 

何のために受験するの?

  • 執筆者の写真: 菅井秀樹
    菅井秀樹
  • 2019年9月24日
  • 読了時間: 4分

なんのために受験するの? 高校や大学の受験 合格することがゴールでしょうか? そもそも何のために高校や大学へ行くのでしょうか? 親が言うから、友達が受験するから受験する。 暗闇のトンネルを後ろから煽られるように尻を叩かれて頑張ってるのが日本の子どもたちの勉強の仕方ではないですか? トンネルを抜けたらどうなってるか、全くわからない。 疲れても後ろから常に煽られているので休めないのです。 インド・ブッダガヤのミネハハスクールの子どもたちはこれまで学びたくても貧しさや身分制度のために学べませんでした。 勉強して力を付けたら、ご飯が食べられることを知っています。 仕事が得られたら、自分の力で稼げて、やりたいことが出来ることを知っています。 勉強しなかったら、物乞いの子どもは物乞いになるしかなく、召し使いの子どもは召し使いになるしかありません。 物乞いは他人に自分を委ねている生き方 裕福な人が目の前を通らなければ、目の前を通っても気を引かなければ、気を引いてもお金を恵んでくれなければ、その日の食事にありつけません。 親は子どもが上手く物乞い出来るように自分の子どもの腕を切り落としたり、目を潰したりします。 召し使いにしても雇ってくれてる上の身分の方の気持ち次第 これも他人に依存している生き方であり、奴隷と何ら変わりありません。 日本語を学べば、日本人観光客のガイドが出来ます。 日本人から自分たちが知らないことを教えてもらえます。 日本人向けの商売が出来ます。 日本との貿易が出来ます。 日本へ行き、日本の大学で勉強出来ます。 算数・数学が出来れば、商売が出来ます。 エリートの仕事であるIT産業に従事出来ます。 お金を稼げたら、1階を2階に出来る。 働くことの意味を知っています。 勉強することの意味も知っています。 だから、自身のために自分から目的意識を持って学びます。 目的意識があるから、それをより早く実現するために毎日の勉強、1時限の授業を頑張ります。 自分を高めてくれる先生たちへ敬意を払います。 夢を叶えてる人を尊敬し、一生懸命働いている人を敬います。 親が引いたレールを走るだけならば、失敗はないし、自分でルートマップを創らなくてよいので困りません。 先が見えないから、辛くなる。 いじめなどのトラブルで親や大人たちが引いたレールを塞がれると先へ進めなくなる。 新しい線路の引き方を知らないから、そこで挫折する。 学校へ行くことに疑問が持てたら、その子の本当の学びはそこがスタートになるかもしれません。 ところが多くの子どもたちはそれは良くないことだと教えられ、信じこまされています。 学校に行くことに疑問を持たないような子どもであれば、受験することにも疑問を持ちようがありません。 他人が引いたレールを進むことにも疑問を持ちません。 結果として指示待ちの他人に依存する人生を送ることになります。 物乞いと何が違うのでしょうか? それがわかっていたら、インドの子どもたちは可哀想とは思えないハズです。 可哀想なのは日本の子どもたちであり、実はご自身ではないでしょうか? もはや高度経済成長期の一生懸命勉強して、良い成績を取り、良い高校、良い大学に入り、良い会社に勤めれば、幸せになれるという価値観は崩壊しています。 東大を出ても仕事がない時代 どこを卒業したからというブランドは通用しなくなってきました。 「あなたは何が出来るのか?」が問われるようになりました。 自分で考え、自分で学び、力を付けてきた人がこれからは必要とされています。 疑問を持つこと 迷うこと 悩むこと 失敗すること 解決するには「考える力」が必要です。 親や教師などの大人がやってくれてたら、困りません。 困らないから考えないし、学びません。 そして他人のせいにします。 親を喜ばせるための受験や勉強は意味がありません。 子どもたちには夢や希望を持ち、それを実現するために自分の人生のルートマップを描いて欲しい。 自分で自分の人生に責任を持つこと。 受験はそのための一歩であって欲しい。


今日の勉強も一歩進むための学びにしよう。


「明日は今日よりいいことがある。」

 
 
 

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