コンクール本番で隣の子が貧血で倒れたらどうしたらよいですか?
- 菅井秀樹
- 2019年5月28日
- 読了時間: 4分
コンクールが近づいてきましたね。
コンクール本番で隣の子が貧血で倒れそうになったらどうしたらよいですか?
という質問をいただきました。
①本人以外が演奏続行可能の場合
・軽い場合
吹くのはやめて座ったままで休む
・本人が動ける場合
そっと舞台袖に引っ込んでください。
・本人が動けない。
誰かが付き添って舞台袖に連れていく。
あるいはその場へ寝かすのもありです。
いずれにしても舞台袖にステージ係の先生がいるので、指示を仰いでください。
②全体の演奏が止まってしまった場合
本人がバタンと倒れたり、周りが騒ぎだして演奏どころではなくなってしまった場合
指揮者の先生と舞台袖にいるステージ係の先生に報告して、指示を仰いでください。
という回答になります。
では審査や評価、賞はどうなるのか?
コンクール参加要項の審査のところに
「不測の事態が発生した場合は理事長・事務局を含めた審査員全員による審査員会で対応を決定する。」
などという文言が必ず書いてあるかと思います。
なので審査員会で話し合って対応を考えていただくことになるかと思います。
具体的に考えられるのは
☆なんとか演奏出来た場合
①のケースですね。
そのまま審査し、評価されることになるかと思います。
場合によっては演奏やり直しもさせてもらえるかもしれません。
そうなったとしてもチューニング室に入る時間はおそらく確保できないかと思います。
他の学校との機会均等の点からもチューニング室でじっくり曲を吹いてる時間は改めて取ることはおそらくかなわず、チューニング室でチューニングしたらすぐステージとかステージ上でチューニングとかいう対処になるのではないでしょうか。
★演奏が中断した場合
②のケースです。
そのまま失格となる可能性はゼロではないです。
失格=努力賞となるかもしれません。
ただ中高生の部門ならば、教育的配慮から、再度、演奏させていただける可能性もあります。
その場合の演奏順ですが、倒れた生徒さんを抜きにそのまま倒れて中断した楽曲からやり直しになることもあるでしょうし、順番を最後にして、演奏のやり直しをさせていただけるかもしれません。
倒れた生徒さんの様子を見て、一番最後に演奏させていただけるなんて手厚い配慮ももしかしたらあるかもしれません。
ただこうした演奏中に生徒さんが倒れて中断したケースに私は遭遇したことがありません。
ですが、たった一度だけ、地区の事務局時代にとある中学校が自由曲の演奏がバンっと終わった直後にスネアドラムの生徒さんが卒倒して、後ろの反響板で頭打って倒れてしまったことがあります。
すぐ走り寄って、舞台袖に待機していた次の学校を待たせて、救急車呼んで病院に運んでもらいました。
幸い生徒さんは大事にならずに済みました。
不測の事態が発生したケースとしては
アンサンブルコンテストの県大会で前日からの大雪で電車がストップ、高速道路もストップしてしまい、何校か会場入り出来なくなってしまったことがありました。
県の事務局の先生からの連絡で順番は何とかするのでなんとかたどり着いて演奏して欲しいとの話でしたが、たどり着けずに残念ながら棄権となった学校がいくつかありました。
アンサンブルコンテストの県大会っていつも大雪になる時期なんですよね。💤😭💥
私のいた学校ではサイトウキネンフェスティバルの歓迎パレードでパレードの最中に毎年、必ずフルートの子が貧血起こして倒れてました。
しかもどういうわけか、いつも千歳橋だったので、無理をお願いして、救護所をつくってもらいました。
副顧問の先生は年配の方で足が悪くて、一緒に歩けなかったし、スマホが今ほど普及してなくて持ってる方がほとんどいなかった時代でしたから、いろいろと大変でしたね。😅
学校ですから、審査員も教育的配慮をしてくれることと思います。
でも本番で貧血で倒れることを考えるよりも緊張しすぎて倒れることがないようにリラックスの方法を考えて欲しいと思います❗
緊張は伝染しますが、リラックスもまた伝染します。
パートリーダーなら、みんなが如何に落ち着いて演奏に挑めるかを考えてくださいね。
私はストレスケアカウンセラーでもありますから、せっかくなので次回ブログで何年か前に伊那市立東部中学校吹奏楽部にもレクチャーさせていただいた
「本番で緊張しない方法」
をお話ししますね。
ご依頼があれば、実習指導も致します。
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