【質問】
私の高校の吹部はクラリネットの音が小さいとよく怒られます。
でも全員で37人でクラリネットが5人なのはパートの人数が少ないのではと思うのですがどうでしょうか?
5人ともクラリネットは高校から始めました。
【回答】
人数で気になるのはサックスが多いこと。
アルトは2人でいいし、テナーも1人でいいです。
サックスは吹奏楽でも最も大きな音が出る楽器なので、この人数ではうるさいと思います。
サックスや他の楽器がこの人数ならば、クラリネットはあと5~6人いてもいいですが、5人なら少ないとも言えないかな。
全員が高校からの初心者ということなのでおそらく楽器そのものを十分に鳴らせていないんだと思います。
今年、いくつか中高生のバンドを聴いたり、社会人を指導しましたがどのバンドでもクラリネットが芯から鳴っているところは1つもなかったです。
それだけクラリネットを鳴らすのは難しいとも言えます。
解決策ですが、
①姿勢をよくしましょう。
皆さん、姿勢がまず悪いです。
なかなか文字で説明しにくいですが、立ってみて、脚を組み替えたりせず、そのまま椅子に座る。
背もたれにつくほど、奥まで座らないこと。
脚は開く 下半身でしっかり支えをつくること。
床に足がつくこと 重心が前方下 上半身が後ろにそっくり反ったりしないこと。
ベルは膝と膝の間あたりにくる。
背筋が真っ直ぐになること。
②ロングトーンによる音階練習してください。
毎日やること。
○全ての音
○8拍~16拍
○4分音符60~80
60のテンポで16拍吹けたら最高 特にB(♭)、高いGと低いG、 最低音D これらの音がしっかり鳴らすことが出来れば、結構息が入ってるので楽器が芯から鳴るようになるはず。
Gの音(ラ)は管楽器は鳴りにくい音です。
B(♭)より息をしっかりグッと入れないと鳴らないハズです。
最低音D(ミ) つまり全てのトーンホールを抑えること。
そうすると抵抗感はマックス この状態でしっかりロングトーンが吹けて、息がしっかり入るようなら怖いものなしです。
※注意事項
これから寒くなりストーブを使うようになったら要注意‼️
寒いのに楽器を組み立ててすぐに勢いよく息を入れると温度差で割れます。
特にその年に買った楽器は注意してください。
いきなり冬場に息を入れると割れます。
両手で上下のジョイント部分を軽く抑えて、人肌で温める。
それからそ~っと少しずつ息を入れてみること。
バンド全体のサウンドをサックス主体でつくると音が硬くなります。
でもクラリネット主体でつくると音が軟らかくなります。
だから、頑張って‼️
Comments