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菅井秀樹

オフィシャルブログ   

 

執筆者の写真菅井秀樹

アンサンブルコンテストで結果を出すには…

更新日:2018年12月26日

吹奏楽部ではアンサンブルコンテストのシーズンですね。

もう本番近いのかな?

中高生の皆さん

アンサンブルの練習どうやってますか?

アンサンブルの練習方法の響愛流の極意を伝授します❗

アンサンブルの前に夏のコンクールまでに今の時期にキチンとやっておくべきことなのですが、

まずは 「ロングトーンでの音階練習をコツコツと毎日やること❗」 楽器を芯から、フォルテでしっかり全ての音を鳴らす練習をする。 夏のコンクールの評価のブログでも書きましたが、強弱なんて付けるのは後からでも出来る! 表現なんてのは審査員はあんまり見ない。 審査員が見るのはまずは ①「正確にリズムと音が吹けてるかどうか?」 ②「縦がキチンと揃っているか?」 この二点 次に ③「楽器がしっかり芯から鳴っているか。」  楽器が芯から鳴っていると美しいサウンドづくりに繋がります。 ただし、誤解しないで欲しいのですが、力任せに大きな音で吹くのではないですよ。 余裕を持って、力まなくても楽器が鳴るように 豊かな音を創ること。 豊かな音っていうのは尖っていなくて、突き刺さらない。 温かみのある軟らかい音です。 そういう音は力んで吹かなくても遠くまで響くし、残響も残るし、何より倍音がよく鳴る。 しかも綺麗に鳴る。 そうすると審査員が一番気にしてる豊かな美しいサウンドになるのです❗ ですから、普段から、ロングトーンでの音階練習で心がけて、無理なく余裕を持って、楽器が鳴るようにしておくことが大事です。 これは一朝一夕に出来ることではないので、本当にコツコツ毎日やらないといけません。 夏のコンクール本番直前になってどうしたらよいですか? と言われても、どうしようもないのです。 なので今の時期の練習こそ大事❗ 楽器の練習は地道にやるしかないの。 残念だけれど、逆転満塁ホームランみたいな特効薬的なすぐ出来る練習方法なんてのはないから、これが出来ていなかったら、今回のコンテストで金賞はないものと思って諦めなさい。 表面ばかり取り繕っても審査員には通用しない❗ 音楽をなめるな❗😒💢💢 ちょっと厳しいこと書きましたが本当です。 でも校内選考やアンサンブルコンテスト地区大会を突破出来るかもしれない秘策(?)を教えます❗ 1、ゆっくりのテンポでもリズムと音を正確に吹くこと。 楽譜に指定されてるテンポで吹けてることが理想だけれど、テンポを無理矢理もっていくよりはたとえ、ゆっくりでもリズムと音が正確に吹けていることが大事 2、縦を合わせること。 当たり前だけど、勝手に吹かない。 縦が揃ってさえいれば、なんとかなるものです。 1と2が出来ていないチームは銅賞になります。 3、吹きやすい音量でよい。 必ずしも楽譜に書いてある強弱で吹こうとしなくてよいのです。 それよりは上に書いたように出来れば余裕のあるフォルテでしっかり吹く。 豊かな音を出すこと。 本番に間に合いそうになかったら、無理して強弱は付けなくていい。 同じく無理して音程は揃えるのは諦める。 1、2、3が出来たら、校内オーディション通るはずです。 またコンテスト地区大会でもよほど周りの学校や他のチームが上手くなければ、銅賞になることはまずありません。 特に金管8重奏あたりはここまで出来れば、金賞・代表になることも多いです。 逆に言うとここまで出来てるチームが如何に少ないかということなのです。 1、2、3が出来たら、次は 4、音程にちょっと配慮しよう❗ それも全ての音程を揃えるのは理想だけど、とても無理なので、揃ったように聴こえる方法があります。 ①最後の音 ②長い音 ③一番高い音 ④最初の音 最低、この4ヶ所の音程を揃える意識を持つこと。 音程揃えるための注意ですが、やってはいけないこととして チューナーとにらめっこして、真ん中に針を合わせようしないこと❗ これやるとアンブッシュアやアパチュア、姿勢、息の使い方 崩れます。 良いことは何一つありません。 たとえ、針が真ん中にきても、1分後に吹いたら、また出来なくなってるハズですよ。 音程揃えるコツとしてはしっかり太い息を長く真っ直ぐ入れて吹いた上で揺れないように真っ直ぐ吹くこと。 これも普段からのロングトーンによる音階練習がモノを言うのです。 5、テンポを楽譜に指定されてるテンポにする。 もし難しいようでも極力、指定されてるテンポに近づけること。 近づける努力をすること。 ○指定のテンポが速くて指が回らなかったり、バタバタしてしまう場合 リズムや音を間違えて吹くよりはそのテンポよりゆっくりでも正確に吹けている方が評価されます。 ○指定のテンポがあまりにも遅くて息が続かない場合 いくらかテンポあげてもよいので余裕を持って息が最後までしっかり続くようにテンポ設定を考えよう。 中学生の場合は長い音をその音符の長さ分 (音価といいます) 保てていることが大切❗ よい音楽家ほど、曲の終わりやフレーズの終わりは長めです。 余裕を持ってメロディーを歌い上げることが出来たら、素晴らしいですね。 6、各パートの役割を把握すること 自分は下のどれをやっているのかをわかって吹くこと。 ①主旋律なのか? (主役なのか) ②対旋律なのか? ③ハーモニーパートなのか? ④拍(ビート)を刻むリズムパートなのか? わかって吹いていないとバランスが崩れるし、それは全体のサウンドの美しさに影響します。 自分の役割を理解しよう。 場面によって、曲の部分で役割は変わります。 自分がスポットライトを浴びる場面は堂々とスターになろう。 他の人が主役の場面はその人を立ててサポートしよう。 これがわかっていれば、強弱表現なんて出来たも同じです。 意識するだけで変わる。 主役と脇役の掛け合い。 スポットライト浴びたり、引っ込んだり。 他の人を立てたり。 それこそがアンサンブルの醍醐味なのです。 ここまで出来たら、アンサンブル愉しくて愉しくて仕方ないハズですよ。 もう県代表ですね。 夏のコンクールはこのアンサンブルの拡大版なの。 しかも指揮の先生が交通整理してくれたり、表現の仕方を引き出してくれるから、ずっとアンサンブルより楽なハズですよ❗ アンサンブルをキチンとやること、理解することは夏のコンクールで金賞・代表になるための近道です。 寒さが厳しいけれど、頑張ってくださいね。 健闘を祈ります❗


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