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菅井秀樹

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モーツァルトとベートーヴェンの間に音楽の過渡期があったのでしょうか?

  • 執筆者の写真: 菅井秀樹
    菅井秀樹
  • 2020年4月30日
  • 読了時間: 2分

【質問】


モーツアルトとベートーベンの間くらいの時期に、音楽の過渡期があったのですか。


モーツアルトまでがクラシック、ベートーベン以後は新しいスタイルに区分されているのですか?


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【回答】


過渡期と言えば過渡期ですが、音楽の区分としてよく出てくるのは


古典派~ロマン派


です。


ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンまでを古典派


シューベルト以降をロマン派


とする考え方ですね。


研究者によってはベートーヴェンをロマン派とする方もいます。


ハイドンの始めた交響曲を完成形にしたのはベートーヴェン


ソナタ形式に代表される形式美を求めたのが古典派です。

それの究極の形が交響曲第5番「運命」です。


同時期に作られた交響曲第6番「田園」は標題音楽

形式よりも感情表現を優先させるようになったロマン派音楽への扉を開きました。


交響曲は「絶対音楽」ですから、標題音楽とは違い、何かを表現しようと思ったものではないです。

形式的な美しさを追究した音楽です。


ベートーヴェンまでの時代は形式美を追究した古典派音楽


シューベルトはそれに対して歌曲に力を入れました。


シューマンはそれを発展


ショパンやリストはピアノ音楽でドラマティックな作品をたくさん作りました。


ベルリオーズが幻想交響曲で標題音楽を作りました。


区分があるとすれば、ベートーヴェンとシューベルトの間です。


つまり古典派とロマン派



ですが、質問者様の仰っておられるようにベートーヴェンのもうちょっと前のハイドンやモーツァルトの時代の音楽って貴族のためのBGMです。


そのBGMを芸術にしたのはベートーヴェンと言ってよいと思います。


また音楽は思想を伝える道具としたのもベートーヴェンが初めじゃないでしょうか。


モーツァルトはザルツブルクの大司教にお仕えしていた宮廷音楽家を辞めて、職業音楽家を目指しました。


ベートーヴェンは貴族から支援していただきましたが、宮廷音楽家のような立場にはありませんでした。


当時の社会もフランス革命が起きて、ナポレオンが登場したように主体が貴族から庶民へ変わっていきましたが、その中で音楽家も変わっていきました。


そういう点ではモーツァルトまでとベートーヴェン以降は違いますし、過渡期と言えると思います。














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